ここに注意!Q&A 原稿募集の広告編

Q 新聞や雑誌に原稿募集をしている広告が頻繁に掲載されています。大きな新聞社や有名な出版社が掲載している広告ですから悪質な出版社ではないと思うのですが。

A 倒産した碧天舎や新風舎も新聞に大きな広告を出していました。新風舎は著者を錯誤させる勧誘や賞ビジネス、不当と考えられる費用、ずさんな編集や販売方法などが明らかになり悪質商法であることが露呈しましたが、著者らによる提訴などで問題が表面化するまで新聞や雑誌は広告を掲載し続けました。新聞や雑誌に広告が掲載されているからといって、必ずしも問題のない出版社だとはいえません。

Q 新聞の大きな広告はかなりの費用がかかると思いますが、このような費用はどこから捻出されているのでしょうか?

A 商業出版を行っている出版社の場合は本を購入する読者がお客さんであり収入源です(雑誌を発行している出版社の場合は売上金のほかに広告収入もあります)。したがって商業出版社では基本的には本の売上収入によって新聞などの広告費用を捻出しているといえるでしょう。しかし、共同出版・自費出版などと称して著者に出版費用を請求している会社の場合、本の売上収入はわずかで、主として著者からの費用で経営している出版社が多いと考えられます。著者は、新たな著者を勧誘するための広告費も出していると考えるべきでしょう。

Q 原稿募集の新聞広告に著名人の名前が出ていました。著名人が関っているのですからしっかりした会社だと思うのですが。

A 倒産した碧天舎でも著名人の書籍を発行していました。また同じく倒産した新風舎ではエッセイストの井狩春男氏が出版賞の審査委員長をしていましたし、詩人の谷川俊太郎氏、ジャーナリストの江川紹子氏などが本を出版するなど大きく関っており、そのような著名人の名前を見て安心して契約し、被害に遭った方も少なくありません。
 名前を出している著名人の方が、その出版社の行っている出版形態の問題点や実態まで理解しているとは限りません。出版社が著名人の名前を意図的に利用している場合もありますので注意が必要です。出版と関りのある識者の名前を出している場合も同様です。

*当会では、勧誘された経験談、出版して疑問に思ったこと、失敗談などを募集しています。これから出版を考えている方が悪質商法に惑わされず納得できる出版をするために、ぜひ情報をお寄せください。当会のメールアドレス nakusukai@excite.co.jp
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by nakusukai | 2008-07-16 16:29 | ここに注意! Q&A
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