出版賞・コンテスト商法にご用心

 倒産した新風舎は、多数の出版賞を掲げて作品を募集し、落選者に共同出版を持ちかけていたことが批判の的にされました。しかし賞やコンテストによって著者の気を惹かせ、落選者を出版社に一方的に有利な有料の出版形態に勧誘する手法は今でも複数の出版社で行なわれており、「公募ガイド」や新聞広告などでしばしば目にします。

 作品募集のための新聞や雑誌の広告には多額の費用がかかるはずです。また、入賞作品の賞金や出版費用はどこから捻出されているのでしょうか。基本的に、本の売上金より著者からの費用が収入源として大きなウエイトを占めている出版社の場合は、そうした経費まで著者への請求金額に上乗せされていると考えたほうがよいでしょう。多数の「賞」や「コンテスト」を掲げている出版社には、悪質な勧誘をしているところがあります。派手な広告に惑わされないよう、注意してください。

 大手の商業出版社が書き手を発掘するために賞などを設けて作品募集することがありますが、作家を志すのであればメジャーな出版賞に挑戦したり、純粋な商業出版を目指すことをお勧めします。
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by nakusukai | 2009-05-29 09:25 | 情報コーナー
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